パソコンを買い替えた方へ~新しいPCでもスムースな電子申告を~
パソコンを買い替えた方又は初めて電子申告の手続きを行う方へ
パソコンを買い替えたときはICカードリーダライタやe-Taxソフト等のセットアップが必要です。一般的にパソコンを買い替えるのは数年に一回であるため、セットアップの仕方を忘れてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。このようなときに活用いただけるのが以下のマニュアルです。
なお、動作確認済みのICカードリーダライタ、各種マニュアル、リンク先などの情報は令和6年1月現在のものであり、今後、変更が生ずることがありますので、ご承知おきください。
皆様にご活用いただけますと幸いです。
目次
電子証明書の準備
1.ICカードリーダライタを準備してください。
日税連で動作確認済みのICカードリータライタ(以下、ICカードR/W)は下表のとおりです。
購入可能な現行機種(2024年1月) | 対応OS(MS Windows) | |||
---|---|---|---|---|
メーカ | 機種名 | 10 | 11 | |
NTTコミュニケーションズ | ▶SCR3310V2.0 | ○ | ○ | |
▶uTrust4701F | ○ | ○ | ||
▶ACR39-NTTCom | ○ | ○ | ||
Sony | ▶RC-S300 ※1 | ○ | ○ | |
IO DATA | ▶USB-NFC4 | ○ | ○ |
※1 最新の「NFCポートソフトウェア 」をインストールする必要があります。
販売終了機種(2024年1月) | 対応OS(MS Windows) | |||
---|---|---|---|---|
メーカ | 機種名 | 10 | 11 | |
NTTコミュニケーションズ | ▶ACR39-NTTCom | ○ | ○ | |
▶ACR1251CL-NTTCom ※1 | ○ | ○ | ||
▶ACR1251DI-NTTCom ※1 | ○ | ○ | ||
▶CLOUD2700-NTTCom | ○ | ○ | ||
▶SCR3310-NTTCom | 〇/✖ ※5 | ー | ||
▶SCR331CL-NTTCom | 〇/✖ ※5 | ー | ||
▶SCR331DI-NTTCom ※2 | 〇/✖ ※5 | ー | ||
SONY | ▶RC-S380 ※3 | ○ | ○ | |
▶RC-S370(サポート終了) ※4 | ○ | ー | ||
▶RC-S330(サポート終了) ※4 | ○ | ー |
※1 非接触式での利用にはドライバソフトの他に税理士用電子証明書用のファームウェア更新ツールを実行する必要があります。各製品ページよりダウンロードし実行してください。
※2 接触式、非接触式の両方に対応していますが、税理士用電子証明書では、接触式(ICカードR/Wの差込口に挿し込む)でご使用ください。
※3 最新の「NFCポートソフトウェア」をインストールする必要があります。
※4 SONY HPにて、税理士用電子証明書を利用するために必要な「PC/SCアクティベータfor Type B」の提供が終了した旨告知されています。このため、環境再構築や、PCの買い替え等での別PCへの導入はできません。
※5 NTTコミュニケーションズHPではWindows10対応と記載されていますが、新しく購入(もしくはOSをインストール)したWindows10端末ではWindowsのセキュリティ強化の影響により動作しない場合があります。該当機種をお使いで、PCの買い替え等の際は、R/Wも買い替えが必要になる場合がありますのでご注意ください。
■日税連HP:https://www.nichizeiren.or.jp/taxaccount/auth/third_rw/
ICカードリーダライタを使用するためには、ドライバソフトをインストールする必要があります。PCのUSBポートにICカードリーダライタを接続すると、自動でインストールが行われると思いますが、自動で行われない場合は、下記のサイトよりドライバソフトをダウンロードしてください。
■NTTコミュニケーションズ「ドライバダウンロード」
■SONY「NFCポートソフトウェアダウンロード」
■IO DATA「ソフトウェアダウンロード」
2.「第五世代税理士用電子証明書」と「暗証番号のお知らせ」を準備してください。
2021年10月5日よりMicrosoft社からリリースされたWindows11について、税理士用電子証明書及び「第五世代税理士用電子証明書管理ツール」の動作確認が取れました。対応OSとしてご利用いただけます。
なお、お使いのICカードリーダライタがWindows11へ対応済みであることを確認のうえ、アップデートを検討されることをお勧めします。(2022年1月5日)
■日税連HP:https://www.nichizeiren.or.jp/whats-new/210927a/
3.「第五世代税理士用電子証明書管理ツール」をインストールしてください。
「第五世代税理士用電子証明書管理ツールマニュアル 2.0版」のP13~P19に従い、「第五世代税理士用電子証明書 管理ツール」をインストールしてください。
管理ツールは、下記の日本税理士会連合会ホームページよりダウンロードできます。
URL: https://www.nichizeiren.or.jp/taxaccount/auth/fifth/
※ ダウンロードの際に必要な「ユーザー名」「パスワード」につきましては、ご所属の税理士会事務局までお問い合わせください。
4.ICカードの動作確認をしてください。
「第五世代税理士用電子証明書管理ツールマニュアル 2.0版」のP68~P71に従い、ICカードの動作確認をしてください。
初めての方は、P43~P45に従い、ICカードの動作確認をした後、「受領書作成・送信」ボタンをクリックして受領書を作成してください。内容が確認できましたら、P48~P51に従い、「受領書のオンライン送信」を行ってください。
また、ICカードを2枚取得した方は、2枚目もP52~P53に従い、動作確認及び受領書のオンライン送信を行ってください。
e-Tax(国税電子申告・納税システム)の準備
1.利用環境を確認してください。
下記のサイトより確認できます。
URL: https://www.e-tax.nta.go.jp/e-taxsoftweb/e-taxsoftweb1.htm#Link2
2.「e-Taxソフト(WEB版)事前準備セットアップ」を行ってください。
「e-Taxソフト(WEB版)事前準備セットアップマニュアル(Windows向け)」に従い、「事前準備セットアップ」を行ってください。以下のサイトより実行できます。(「事前準備セットアップ(Windowsをご利用の方)」)
※ ベンダーソフトのみご利用の方はインストールの必要はありませんが、インストールしても問題ありません。URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/e-taxsoftweb/e-taxsoftweb1.htm#Link4
Windowsをご利用の方(STEP1)
「事前準備セットアップ(Windows用)をクリックしてください。 マニュアルP6~P9の「JPKI利用者ソフト」をインストールしなくても、税理士用電子証明書は使用できます。従って「いいえ、インストールしません。」を選択してください。 ※ マイナンバーカードを使用して、e-Tax受付システム・e-Taxソフト・国税庁確定申告書等作成コーナーなどを利用する場合にはインストールが必要です。
3.ブラウザの拡張機能「e-Tax AP」をインストールしてください。
URL: https://www.e-tax.nta.go.jp/e-taxsoftweb/e-taxsoftweb1.htm#Link4
Windowsをご利用の方(STEP2)
- ① 「Chromeウェブストアへ」をクリックしてください。
- ② 「Chromeに追加」をクリックしてください。
- ③ 「拡張機能の追加」をクリックしてください。
Microsoft Edgeをご利用の方で「他のストアからの拡張機能を許可する」の設定ができていない方は、「e-Tax AP」のインスト-ルができませんので、Microsoft Edgeで「他のストアからの拡張機能を許可する」操作手順についての【他のストアからの拡張機能を許可する】を参照いただき、設定をお願いします。
4.「確定申告書等作成コーナー」で税理士の代理送信を行う場合
税理士用電子証明書の利用に当たっては、Windows10又は11のMicrosoft Edgeが推奨環境とされています。詳しくは下記のサイトの「ご利用ガイド」をご覧ください。
URL: 国税庁 確定申告書等作成コーナー
eLTAX(地方税ポータルシステム)の準備
1.利用環境を確認してください。
下記のサイトより確認できます。
URL: https://www.eltax.lta.go.jp/eltax/junbi/pckankyou/
2.インターネットブラウザの設定
Internet Explorer 11でPCdesk(WEB版)をご利用の場合、下記のサイトを参考に信頼済みサイトの追加を行ってください。
URL: https://www.eltax.lta.go.jp/eltax/junbi/browser/
※ Microsoft Edgeをご利用の場合は、必要ありません。
3.「署名用のプラグイン」をインストールしてください。
下記のサイトを参考にプラグインのインストールを行ってください。
税理士自身の電子申告開始届出書を提出する場合(初めての方のみ)
1.e-Taxの開始届出書の提出
下記のサイトから申請できます。
URL: https://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesho/kaishi3.htm
【留意事項】
- 送信後に入力内容を印刷・保存することはできませんので、送信前に印刷又は保存することをお勧めします。
- 送信後「利用者識別番号等の通知」画面が表示されますので、送信結果をご確認ください。なお、「利用者識別番号等の通知」画面は一度閉じてしまいますと、改めて表示はできませんので、印刷又は保存することをお勧めします。
- 税理士(税理士法人)等が「開始届出書」をオンラインで提出した場合、納税者からの依頼を受けて納税者本人の申告等を代理送信することができるようになるのは、メッセージボックスに「税務代理利用可能の通知」が格納された後になりますので、ご注意ください。
- 届出には、税理士用電子証明書による電子署名の付与は必要ありません。
メッセージボックスは下記のサイトから確認できます。
受付システムログイン
※申請後、電子証明書の登録が必要です。
- ① e-Taxソフト(WEB版)にログインします。
- ② 「利用者情報の登録・確認・変更」ボタンをクリックします。
- ③ 「操作に進む」をクリックします。
- ④ スクロールして一番下まで移動します。
- ⑤ 「電子証明書」項目の「登録・更新」ボタンをクリックします。
- ⑥ 税理士用電子証明書を登録します。
電子証明書の差し替えも上記の要領で行うことができます。
2.eLTAXの利用届出(新規)の提出
下記のPCDesk(WEB版)にアクセスし、「ログイン」画面から「利用届出(新規)」をクリック→「同意する」をクリック→「税理士(個人)」又は「税理士(法人)」をクリックします。
URL: https://www.portal.eltax.lta.go.jp/apa/web/webindexb
「PCdesk(WEB版)ガイド」のP2-5~2-18に従い、利用届出を送信します。
【留意事項】
- メールアドレスが必要です。
- 税理士用電子証明書による電子署名の付与が必要です。
- ここで付与した電子証明書がポータルセンタに登録されます。
- 利用届出(新規)の送信が完了すると、eLTAXへログインする際に使用する、「利用者ID」と「暗証番号」が表示されます。送信結果を印刷するかメモに控える等して、大切に保管してください。「利用届出(新規)送信結果」画面に表示されている内容を印刷したい場合は、「印刷」をクリックしてください。
電子証明書の差し替えは、PCDesk(WEB版)で行えます。
差し替えの方法はこちらを参考にしてください。